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Channel: JFA|公益財団法人日本サッカー協会 : JFAリスペクトフェアプレーデイズ
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「差別、暴力のない世界を」をテーマにパネルディスカッションを実施 vol.1 「JFAリスペクトフェアプレーデイズ2014 差別、暴力のない世界を!」シンポジウム開催 ~JFA差別、暴力根絶宣言~

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日本サッカー協会は9月6日(土)、日本サッカーミュージアム ヴァーチャルスタジアムにおいて、JFAに登録する指導者、審判員、チーム代表者、都道府県サッカー協会関係者、日本体育協会、日本オリンピック委員会などの関係者ら約130人を集め、「JFAリスペクトフェアプレーデイズ2014 差別、暴力のない世界を!」シンポジウムを開催しました。

シンポジウムでは、「差別、暴力のない世界を」をテーマにパネルディスカッション。JFAリスペクト・フェアプレー委員会の松崎康弘委員長がモデレーター(司会)を務め、車椅子のサッカー指導者・羽中田昌さん、元バレーボールアメリカ女子代表のヨーコ・ゼッターランドさん、JFA審判委員会の上川徹委員長、同技術委員会(育成担当)の山口隆文委員長がパネリストとして登壇し、今年Jリーグで起こった差別的行為や暴力を用いない指導の在り方、また、子どもたちが楽しく安全にサッカーをできるよう見守る“ウェルフェアオフィサー”の導入などについて、それぞれの体験談を交えながら活発な議論が交わされました。

パネルディスカッションの様子(敬称略)

松崎
日本では日々多くのサッカー、フットサル、ビーチサッカーの試合が行われています。そして、多くの皆さんがサッカーなどをプレーし、見てくださっています。
航空路を始め様々な交通網が発達した結果、気軽に生でサッカー観戦ができるようになりました。また、テレビやインターネットでも各国のサッカーを観ることができます。世界中のニュース、情報がすぐさま身近な生活に飛び込んできます。便利ですね。楽しいことでもあり、世界各国の人と知り合え、その文化に触れるこことはとても素晴らしいことです。
これまでは遠く離れていて気にならなかったことが日常に入ってくると、様々な違いに気付くことになります。異なった文化、多様な人種、多彩な価値観、それがあることで我々の生活が豊かになります。ところが逆に、そういった違いを不快に感じてしまう人もいるようです。そして、それを排除しようと考え、行動してしまうことがあります。それが差別です。
また、自分の意のままにならないと、力をもって服従させようとする行動、パワーハラスメントや、暴力行為も我々の生活の中に存在します。とても残念なことです。
日本サッカー協会は、「JFA2005年宣言」にて、「サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する」という理念を掲げています。この理念追求ために、JFAの関係者は、人種、性別、宗教のみならず、社会的弱者に対するものも含め、あらゆる差別を排除し、リスペクト、フェアプレー精神の下、活動するべきだと考えます。
また、我々は、世界で最も愛されているスポーツであるサッカーの、各国、地域の加盟協会を取りまとめるFIFA憲章にある反差別及び反人種差別の姿勢の考え方を遵守し、その精神を日本において普及・伝搬、実行するべきだとも考えます。
これらの考えの下、日本サッカー協会はその基本規程において、人種等の差別はいかなるものでも厳格に禁止されるものと明確に位置づけています。また、差別等があった場合の処罰についても、FIFA懲罰基準に準じて厳格に規定しています。
さらには、役職員行動規範を定め、役職員に正しい行動を求める他、指導者規則に暴力撲滅のための規定を設けるなどして、差別、暴力の根絶に対して断固たる強い姿勢で臨んでいます。
しかしながら、国際化、様々な価値観、生活様式の多様化が進んだことにより、日本の社会のみならず、サッカーを取り巻く環境においても、差別や暴力に対する認識等に対して脆弱な意識、思考、行動が見受けられることも事実です。差別、暴力(暴言、ハラスメントを含む)が我々のスポーツにおいて、我々の暮らす社会において、本当に根絶されるために我々はこれらに対して更なる行動をとって行かなかなければならないと考えます。
ここからのパネルディスカッションでは、基調講演を受けて、サッカー界、スポーツ界での差別、暴力の根絶に向けて、リスペクトの観点から、どのように考え、どのように行動していけるか、皆さんと考えていきたいと思います。
まずはパネリストの皆さん、自己紹介を兼ねておひとりずつ一言いただけますでしょうか。

上川
サッカーに限らずスポーツの原点は、プレーをすることを楽しみたい、あるいはうまくなりたいという気持ちや想いだと思います。その想いを守るために、我々が何を考えてどういう行動をとっていくかがとても大切になると考えています。審判サイドからのコメント中心になるかもしれませんが、このシンポジウム、パネルディスカッションを通じて、スポーツ界、サッカー界、そして社会に、強いメッセージを出していければと思っています。

羽中田
私は見ての通り、車椅子に乗っています。これまで生きてきた中での車椅子からの目線での話や、スペインのバルセロナに3年間住んだその海外経験からも話ができればと思います。そしてS級ライセンスをとらせていただいて、香川、奈良で監督経験もあります。サッカーの主役は選手だと思います。監督として選手を守りたい。選手を守るにはどうしたらいいか。そういった想いからも話ができればと思っています。
正直これまで人権や暴力、暴言、差別等、あまり深く考えたことがなかったのですが、今日この場を良い機会と思い、一生懸命勉強しながら、自分の想いが語れればと思います。よろしくお願いします。

ゼッターランド
他競技からということで、同じチームスポーツ、女子バレーからです。バレー界でもこれまで様々な問題があり、これからどうやって取り組んでいけば、スポーツ界でのバレーボールの位置づけを、敬意をもって皆さんに見ていただけるような競技になれるか、ということを考えています。私自身昨年から大学の指導現場を預かることになりまして、指導する立場からいろいろ考えさせられることが多々あります。そして選手経験の中で、将来もし自分が指導者になったらどういう指導者になりたいかということを考えていた当時の想いについて。また本日は一人だけ女子ですので、女子選手としてどういうことが起こっていたか、あるいは女子の選手を指導する上でどういうことがあるかについて。また、私は外国人ですので、その中で経験してきたこと、感じたことなども、今日いろいろと勉強させていただきながら、お話しさせていただければと思います。よろしくお願いいたします。

山口
去年日本サッカー協会が、サッカー活動においてすべての暴力、暴言を根絶するという宣言をし、一年半さまざまな取り組みをしてまいりました。その結果、今どういう状況になっているか、皆さんにお知らせしながら、今後どうしていくべきか。暴力、差別を根絶するために、魔法のレシピは無いと思いますが、そういった中我々はどう取り組んで行かなくてはならないか。今後さらにどうすればいいかということを今日は考えていきたいと思います。ぜひご意見をうかがいたいと思います。よろしくお願いします。

松崎
本日は、フロアにもいろいろな方にご参加いただいています。コメントがあればぜひいただきたいと思います。
今年の3月14日の浦和レッズの試合でサポーターが“Japanese Only”という差別的な表現の横断幕を掲出しました。それに対しJリーグは迅速に対応し、無観客試合という厳しい処罰を課しました。そこから日本国内でも、スポーツ界における差別について、多くの議論が行われるようになりました。しかし、そんな中で残念ながら、8月23日、横浜マリノスのサポーターがバナナを振りかざして挑発するという行為がまた起きてしまいました。
こういったことに迅速に断固として対応していかなくてはいけない。まずそのことを我々は考えていかなくてはなりません。
上川さんはこの試合の審判アセッサーとして現場にいらっしゃったそうですね。どのような印象でしたか。

上川
そのバナーが出ていた試合、アセッサーをしていたのですが、試合はフェアに見ごたえのある試合が展開されていて、そういうことがフィールドの外で起きていたとは全く感じていませんでした。クラブの対応があり、選手には影響を及ぼさなかったものと考えています。そして次の試合、先週末の仙台のホームゲームの試合もアセッサーで試合を観させていただいたのですが、試合前にサポーターは、自分達で応援を自粛したいということをクラブ側に申し出たようです。ただ、先週に起きた事件と応援をしないということは別のことであり、普段通りに応援をしてほしいとクラブ側がお願いをした。では、鳴り物を使わずに声と拍手だけで後ろから応援したいということで、応援が行われました。実際に試合を観ていて、自分達が起こしたことに対する真摯な態度でした。また応援だけではなく、普段であればレフェリーの判定に不満を持ちそうな場面、あるいは相手選手に対して気に入らない行為や判断があるとブーイングが出るものと思いますが、その試合では一切ブーイングもなく、そしてそれに応えるような形で、選手もプレーに集中し、どんどんプレーを続けて行く、という試合になりました。選手とサポーターがいつも以上に一体感を持って試合に臨んでいる。そういう風景を見ることができました。何かこういう問題が起きたときに、すぐ自分から考えて行動を起こしていくことは日本人の良さなのかもしれません。これは大切なことであり、継続してほしいと思います。子ども、家族、あるいは女性が試合を観に来る中で、選手に対する野次や、判定に対するブーイングとかは聞かせたくない。でもこういうスタジアムであれば、ぜひ来てもらいたい。こういう風景が日本国内で、サッカーに限らずスポーツの中で、継続されればいいな、という感想を持ちました。

松崎
ありがとうございました。
すばらしい対応をクラブがした。Jリーグがきちんと対応できるようにした。クラブだけではなくサポーターも、いかに差別が、我々のサッカーには不必要なものであって、それから脱却して自分のチームを応援しようというところのすばらしさがあったと思います。
話しは変わって、国際化についてです。今こそ随分国際化している日本ですが、欧米と比べ、日本で起きている差別とはどんなものなのか。私も海外で生活したことがあります。差別を感じることはありましたね。サッカーの試合で行ったヨルダンで、レフェリーの服を着ていたわけではないのですが、夜街を歩いていたら、唾を吐かれた経験もあります。
ヨーロッパ、アメリカでの生活経験のある羽中田さん、ヨーコさん、いかがですか?

羽中田
実は僕は、差別を受けたという記憶はないですね。逆に、日本にいるときよりも、見られていない感じがしました。外国人なのですが、それよりも車椅子に乗っているということがあって、外国人よりも車椅子という目で見られていたと思います。向うの人は違いをあまり意識していないんだなと感じていました。まだ行ったばかりでスペイン語が全然話せない頃だったのですが、スペイン人に平気で道を聞かれあたふたしたりして。アパートから老人が出てきて近づいてきて、何を言うかと思ったら「ビンの蓋をあけてくれ」と言われてあけたりして。そんなこともありました。すごく住みやすかったという想い出ですね。

ゼッターランド
アメリカで生まれて6歳で日本に来ました。その時には、まだ小さかったというのもあるのですが、自分がアメリカ人だとか、母が日本人なのでハーフであるとか、そういった自分の外見的なアイデンティティにまったく認識がなかったんですね。アメリカで自分がバックグラウンドを認識するような物事が起こる年齢でもなかったということもあります。まるっきり環境が変わった中で、日本人しかいないところに姿形が異なる日本語がしゃべれない者が突然入ってきて、おそらく受け入れる側の子どもたちもとても違和感があったのではないかと思います。物珍しいのか、自分が好奇の目にさらされているというのは実感して、それが一体なぜなのだろう、とすごく感じたことがありました。今の日本に住んでいる外人にまだまだ偏見や好奇の目というのはあると思うのですが、昔と比べたらそれは相当少なくなったのではないかと思います。当時はまだまだ子どもたちがおじいちゃんおばあちゃんと一緒に暮らしていたりして、戦争を経験してこられた方達が家で子どもたちに語りついでいくこと、アメリカに対しての印象というものが、敗戦に大きく関わっていました。そのことによって伝わっていたものがあり、戦争をまったく経験していない世代であっても、代々語られてきているものがこの国にはあるということを感じました。アメリカ人として日本に住み始めた私が感じたことでした。
もう一つ挙げさせていただくと、アメリカのナショナルチームの一員としていろいろな国を転戦したのですが、どこに行ってもアメリカのチームは嫌われるんですね。勝とうが負けようが関係なく。昨日まで自国と対戦したチームにブーイングを送っていた地元の方が、そうではない対戦カードでは、大体アメリカにブーイングが来る。そこでアメリカという国が世界でどう思われているのか、ということを考えさせられることがありました。選手として、自分達はアメリカの代表として戦っているわけなのですが、スポーツを通じてアメリカという国が見られるのであれば、我々はその国に行ってどういう行動をとらなくてはいけないのか。そういうことを考える中で、その国の文化、いろいろな背景、アメリカとの関わりを知り、そして自分達がどういう扱いを受けようと、その国の皆さんの文化も含めリスペクトするということから始めなければいけないのではないかと感じた経験がありました。

松崎
政治がスポーツに入ってきてはいけないし、それは差別の問題になるのではないかな。それも排除して行かなくてはいけないですね。
なぜ差別というのは起きてしまうのですかね。そのメカニズムが良くわかりません。法務省の杉田さん、なぜなくならないのですか。

杉田
非常に難しいですね。それがわかれば解決策もすぐに導き出せるのではないかと思います。
いじめの問題などを考えてみると、自分が上に立ちたいという感覚があるのかなと思います。そのためには、自分より下のものをつくって安心感を持ちたい。そもそも人はそれぞれ違って当たり前で、いろいろな個性があって、ある場面では一方が尊敬され、またある場面ではもう一方の方が尊敬されるという関係があるにもかかわらず、自分より下のものを作り自分はそれよりも上に立っているという立場を作って、それで安心感をつくろうという、心の問題があるのだと思います。ただそれが社会人になってくると何となく無くなってくるのだと思います。それが絶対的なものかというとそれは難しくて、絶対的な解がみつかれば対策もできると思うのですが、そういうわけにはなかなかいかない。そういう難しさがあると思います。

松崎
いろいろなことで差別は考えられると思うのですが、たとえば言葉が違う、宗教が違う、それがなぜ差別につながるのかわからない。例えば子どもであれば、個人的にケンカをして好きとか嫌いはあるかもしれないけれど、宗教がどうだとか、肌の色がどうだとか。そんなの関係ないじゃないですか。子どものときからそういうことをきちんと理解をし、多様性を受け入れられるようにしていけば、きっと大人になってもなくなるのではないかと思うのですが。

山口
僕は20年間、都立高校で教えた経験があります。今から30年前くらい、日本にもまだそんなに海外のルーツを持つ子どもは多くはいなかったと思います。それがこの10年くらいで爆発的に多くなったと感じています。Jクラブのでジュニアユースを計7年間指導したのですが、ヨーロッパやアジア、アフリカ系の様々な国のルーツを持つお子さんが何人も来られました。30年前に思ってもみなかったような価値観が今の子どもたちの世界には入ってきています。言葉や育った環境が違う、価値観が違う、そういう人達がいるのだということをだんだん気づき始めたのではないかと思います。我々は島国の単一民族ですからなかなかそういう経験はなかったのですが、今はボーダーレス化で、子どもたちは多様な価値観を自分の周りに感じて暮らしています。我々大人がそれに対して、どう接するかによって、価値観は多様であり、その中で互いを認め合うことが重要だということを、逆に教育しやすい環境になってきたのではないかと思っています。

松崎
今日本のサッカー界でも国際化ということがユース年代でも起きているということですね。8月30日に大阪府サッカー協会と大阪人権博物館の共催で、「”Say No To Racism”人種差別にレッドカード」というシンポジウムが開催されました。そこにJリーグのチェアマンが講演をされたのですが、その中で、スポーツの中に内在する強い仲間意識(同質性の絆)と差別意識は裏表の関係にあるということだろうか。サッカーをやるという同質性の絆だけではなく、「一人ひとりは違うものなんだ」という多様性を前提とした強い絆を築いていくのはどうしたらいいのだろう。という問題提起をしています。
スポーツが仲間意識、同質性を持つことが、差別に向かう両面があるのではないか。でもだからこそ、こういうことを解決していけば、いろいろなことが解決されていくと考えています。
ではまた少し話を変えて、障がいについて考えて行きたいと思います。羽中田さん、日頃不便に感じることがありますか。先ほどバルセロナでは感じなかったというお話しでしたが、日本ではどうでしょうか。

羽中田
日本でも、障がい者に対する接し方は結構発展していると感じています。その中でも私は、障がい者と思ったことはないですね。障がいがあるとしたら、それは自分の周りにあるのではないかと感じています。たとえば目の前に階段があって、それが登れなかったら、その階段が障がいだ、と。だから手を貸してもらって持ち上げてもらったら、それも障がいではなくなって、まったく自分は障がい者ではないし、障がいなんてないのだ、と思うんですね。
スペインのバルセロナに住んでいるときには、自動ドアが多い街だなと感じました。どういう自動ドアかというと、手動式なんです。あちらの建物のドアはすごく大きくて重たいんです。車椅子で開けたり閉めたりはすごく困難で、到底一人ではできない状況が多いです。そういうドアの前に行くと、どこからともなく誰かが現れて、手動式の自動ドアを作動させてくれるんですね。開けてくれて、自然に入る。その流れがすごく自然だったな、と感じました。日本も進歩があるのですが、バルセロナでの生活を感じた中で、向うの方が慣れている人が多いな、日常生活に深く入り込んでいるな、と。街に障がい者もいたり、老人もいたり、子どももいたり、健常者の大人もいたり。いろいろな人がいて、そういう風景をすごく自然だと感じました。まだ日本はそこまでは感じられないかな。もっともっと障がい者や老人が、街に出ていてもいいのかな、と思います。

松崎
ありがとうございます。
羽中田さん、車椅子なのですが、S級指導者ですよね。監督をされていましたよね。すごいですよね。
山口さん、その講習でのインストラクターをされたそうですね。

山口
羽中田さんと会ったのは、彼がC級を初めて取得しに来た時で、東京都のC級でした。障がいのある方に初めてライセンス講習会を受講してもらうということで、東京都の技術委員会で考えて、ここはぜひやってもらおうということを決意した、その時に私は責任者でした。そして彼がC級を受けた時、S級でもそうでしたが、車椅子でしたが彼の取り組みが、他の人を変えていくんですね。「ああ、我々はもっと頑張らなくてはいけないんだ」そういうことを感じさせる取組をしてくれました。例えば、S級は、11対11の中で指導ができなくてはいけない。そうすると、たとえば逆サイドにいるサイドバックに声が届かなくてはならない。ただ、車椅子に乗っているので、なかなかそこまで声が届かない。しかしこれは、選手のプレーが改善しなかったら健常者であろうとなかろうと監督にはなれない。ということを言ったところ、彼は、次の週から、メガホンを工夫してつけてきて、声が隅々まで届くようにしてきました。結論的にチーム全体のプレーを改善できなければいけない。そのために自分に何ができるか、足りないところは自分で補う、無い物は持ってきてやる。そういう工夫をしながらやる彼の姿を見て、周りの受講生も変わっていく。彼がやることによって、他の障がい者の皆さんに勇気と希望を与えるし、健常者の皆さんにももっと自分はやらなくてはいけないという想いを与えることをあらためて感じました。そういった意味で、日本のサッカー界、スポーツ界において、社会の中でロールモデルとして、今後も活躍していただきたいと思っています。

羽中田
最初、日本でライセンスをとるときに、車椅子に乗っていますし、やらせてもらえるのかな、受講させてもらえるのかな、と正直不安でした。日本サッカー協会のどなたかが「車椅子に乗ろうとなんだろうと、目の前の選手のプレーが改善されればいいのだ。だからやり方はいろいろ、その人に合ったやり方でやればいいんだよ」ということを言って下さったようです。日本サッカー協会がそういう考え方を持ってくれたことで、僕の道は開けました。
スペインにいたときに、バルセロナの街で、障がいを持った友達に「バルセロナはいいね、住みやすいね。あまり段差もないし、あっても手を貸してもらえるし」と言ったんです。そうしたら、「マサシ、何を言っているんだ。それは俺達が今まで戦ってきたから、要求してきたから、今バルセロナの街はこういうふうになっているんだよ」ということをその友達は言ったんですね。なるほどな、と思いました。もしかしたらその友達の言葉の響きが私の体の中にあって、ライセンスを取る挑戦にもつながっていったのかな、と、今聞いていて思いました。

松崎
自ら行動しなければ取り除けない。障がいは、取り除くものなのですね。車椅子だけではなく我々にもたくさんの障がいがありますよね。取り除けばいいので、がんばっていければと思いますね。
障がい者についての関連で、本日、キッズプロジェクトで小学校教員である北野さんにフロアに来ていただいています。コメントをよろしくお願いします。

北野(フロアより)
キッズプロジェクトの北野と申します。金沢で小学校の教員をやっている体験からお話をさせていただければと思います。
今羽中田さんが、周りが障がいなのだというお話をされましたが、まさしく自分の体験の中にもそういうことがあり、自分が障がいなのではないかと思ったことがあります。勉強をし研修を受け、障がいのある子どもに接することがあります。そういうときに、「こうしなければいけない、このように対応しなければいけない」等、すごく緊張感があったり、不自然な形で接してしまうことが出てしまっていた自分に気づかされた体験です。今から10年ほど前に、5年生、6年生の担任をしました。そのときに、特別支援学級の子と完全全面交流で、すべての時間一緒に交流するということがありました。事前に情報をいただいていて、どのように対応すればいい、ということにすごく気をとられていました。ところが子どもたちは、小さい学校だったので保育園の頃からずっと一緒で、脳性麻痺のとも君というその子のことを良く知っていました。給食を食べさせるときに、スプーンであげていたのですが、周りの子どもたちが、「先生だめだよ、ともは猫舌なんだよ」というようなことを言ってくれます。階段の前で、とも君は60キロあるから「どうしよう」と思案していると、子どもたちが、「先生、ともはね、下ろしてあげれば自分で階段降りるんだよ。ちょっと待ってあげればいいんだよ。」と教えてくれます。本当に、自分が「何かしてあげなければいけない」と思う心が障がいを生んでいる、こちらに問題があるんだな、と感じさせられたと思っています。長い時間つきあってきた子どもたちは本当に自然にとも君を支えています。ある時登山があり、6キロくらい山を登る。そういうときは「どうする?」という話になるのですが、「先生、何とか僕らも手伝うから、一緒に行こうよ、ともも一緒に登ろうよ」と子どもたちが言ってくれます。仲間なんです。知ることで、理解することでできることだ、と私は勉強させられました。では一方的に助ければいいかというとそうではなくて、子どもたちがケンカをして、一人が浮いてしまった、そのときにとも君のところに行ってそばで話しかけたりしているんです。とも君は、話しかけらえるとニコニコっとするだけ、面倒くさくなると「嫌だ」とやるだけなのですが、悩みを打ち明け、受け止めてくれるとも君がいることで、その子も助けられている部分があった。お互いを知ることが大切なのだと知りました。
とはいえ周りの子がすべて差別のない世界で生きているかというとそんなことはなくて、実は学力などで測られる中で、お互い序列をつけ合うようなことがあり、いじめのようなことが起こったり差別的な言動があったり、といったことがその教室の中でもあります。その子を知れば、理解すればそのようなことは起こらないと思うのですが、とも君にできることが他の子にはできないという事実がありました。だから我々は、知り合わなければいけないということを、知る、知り合う、お互いを知ろうとするということが大事だなと思います。
サッカーのところでは、他の所とは違う見方、付き合い方があると思います。そういう意味で、サッカーができること、スポーツができること、いろいろな発信、このリスペクトのことももっともっと広めていければ良いと思っています。
サッカーのところでうれしいことがあったのですが、学校の同僚の若い女性の先生に「サッカーの人はなんであんなに握手をするのですか?と言われました。サッカーの人がきて、皆自然に握手をするのでとてもびっくりしていました。普段そんなことはありませんから。サッカーの皆が握手する。それは知り合う一歩かな、誇れることかなと思い、そういうこと一つ一つを大切にして我々はがんばっていけばいいのかな、と思いました。以上です。

松崎
ありがとうございます。
握手は我々の習慣です。広めていきたいですね。ただ、握手は形だけではなく本当の握手だということが大事だと思います。
今度は女性について、話していきたいと思います。
本日、ヨーコさん、唯一女性の参加者なのですが、どうですか。スポーツ界における女性という立場、何かありますか。

ゼッターランド
私自身は競技者である、バレーボール、スポーツが好きでそこに取り組んでいる。自分自身の技術力向上、あるいはスポーツをしていることによって人としての成長を望みたい、そのために日々取り組んでいる中で、それが女子だから男子だから何が違うのだろう、というのが私の根本的な考え方です。ですが、言われたことによって自分が女性であるということを意識するということはやはりありました。今はいろいろな競技の中で女性の指導者が増えてきましたが、まだまだ女子選手が男性の指導者から指導を受けるが多いと思います。もちろんすばらしい男性の指導者のもとでプレーをさせてもらったこともありますし、一つ誤解のないように申し上げたいのは、男性の指導者だから良い悪いではなくて、指導者としてのその人の資質の部分がどうなのかということを、受けた発言によって考えさせられることがありました。経験したチームは何チームかあるのですが、監督の特徴、考え方が言葉の端々に表れることがあります。例えば、「女は扱いにくいよな」とか、もっと私が驚いた言葉は、私が直接かけられた言葉ではないのですが、チームメイトは「このメスが」とか、そういう言葉を浴びせられた同僚がいました。それがいったい何の関係があるのであろうか。たしかに日本の中では子弟関係や主従関係などがスポーツの世界でも古くからあったと思うのですが、特に、チームスポーツをやっている者としては、指導者も選手も何か一つの目標を達成するために何かを作り上げていくために一緒に作業をしている、それがたまたま指導者という役割、トレーナーという役割、そして選手という役割があって、それぞれが全体の目標達成のために果たすべき責任と役割をきちんとするというだけのことだと思っていたのですが、なかなかそれだけではすまないということがあり、とても残念だと思いました。今度は自分が指導者になったときに、女子が女子を指導している形なのですが、それでもやはり言葉、どんな言葉を発するか、何を選手に向けるか、何を伝えたいかという言葉の精査に関しては、自分自身が聞いたり見たりした、あるいはかけられた現場を見て、すごく深く考えさせられる部分がありますね。

松崎
ありがとうございます。日本の方がやはり厳しいですか?

ゼッターランド
アメリカの場合ですと、ナショナルチームクラスになりますと相当気の強い選手ばかりがそろっていますので…。これは発言としては性差別的なものではありませんが、監督が、「さあ、チーム、いくぞ」というようなかけ声をするときに、「Let’s go, guys!」とか「Let’s go, girls!」とか、そういう言い方をするときに、私達もそんな細かいことを気にするのではないのですが、Guysでもgirlsでもなく「Ladiesでしょ、Say “ladies”」と監督に言ったりして、それはお互いに、ジョークのような感じで、そういった、可能な限り、ユーモアセンスも含めてさらっと流せるようなものであればいいのかなと感じました。ただ外国の指導者は、特に女性、男性というところでは、使う言葉にはかなり注意をして選手達に接している、そういう違いは当時感じました。

松崎
そういう土壌があるのでしょうね。
サッカーにしてみると、女性のサッカーはまだまだ男性に比べ盛んではありません。イスラム教の女性でもサッカーができる環境になりました。そのことについて、上川さん、簡単にご説明いただけますか。

上川
今年の6月、FIFAからの通達で競技規則の改正で、2年間試行期間を経て、正式に選手が、競技規則上はヘッドカバーという言い方をしていますが、ムスリムの女性も、サッカーのプレーができるようにということで、着用してのプレーが正式に認められました。

松崎
当初は競技規則で許可されなかったので、その結果、プレーができなかった女性がいました。そういうことを無くしましょう、誰でもサッカーを楽しみましょうということで、FIFAが判断しました。とてもいいことだと思います。
すべての人がサッカーを、という観点ですが、日本サッカー協会では、5月にグラスルーツ宣言を行いました。そのことについて、山口さん、簡単にご説明いただけますでしょうか。

山口
お手元のFootball for all という資料をご覧ください。エリートのサッカー以外のサッカーの環境をもっと整えて行こうということです。年齢、性別、障がい、人種などに関係なく、誰もが、いつでもどこでもサッカーの楽しさに触れられるように、自分のニーズや希望に合った選択肢を次々を増やして行こう、そういう環境を我々日本サッカー協会は整えていきますということです。安心・安全にサッカーを楽しむ環境を我々はしっかり整えていかなくてはならない。今までグラスルーツというと、ややもすると、キッズのところに特化したようなイメージがあったかと思うのですが、そうではなくて、この宣言は、プロ、エリートサッカー以外のすべて、女性も、シニアの方も障がいのある方も、そういったすべてのサッカー環境を整えて、日本のサッカーを愛する仲間にサッカーをもっと身近に楽しんでもらいましょう、そういう宣言です。

松崎
ありがとうございます。
差別に関してまとめに入りたいと思います。
差別は社会的に、非常に難しい問題だと思います。表現の自由もあり、なかなか対応ができないということもあります。それを我々は、サッカー、スポーツを通じて、解決のためのアプローチをしていきたい。スポーツは先ほども言いましたように、同質性と多様性の二つを持ち合わせている。できれば我々がチャレンジしていかなくてはいけないし、解決の糸口も持っているのだと思います。スポーツは健全に違いを意識し合える場であり、いろいろな違いを包み込める場でもあります。違いの認識が悪い形で現れると差別となるのですが、良い形で多様性を認識し、すばらしい力にしていくということが大切だと思います。特にチームスポーツですので、それが大切かなと思います。同質性のすばらしさと多様性のすばらしさをもって、差別という概念を持たない感覚を、低年齢のうちから身につけるようにしていくことが大切ですね。そのためには指導者の存在というのが非常に大きいと思います。
全然違う話なのですが、敵地に行くであるとか、敵と戦う、言われますね。ぜひ、ここにいる皆さん、やめてください。「敵」ではなく「相手」です。相手がいなければスポーツはできない。サッカーの競技規則の中には「敵」という言葉は一つもありません。Opponent、相手といいます。相手があるから我々はサッカーができるんですね。ヨーコさんも先ほどおっしゃっていたのですが、言葉はすごく大切です。我々は相手とやるサッカーをやりましょうということで、これはまとめというよりも私の希望です。

それでは、暴力と暴言についてに話を移していきたいと思います。
スポーツにおける暴力と暴言の根絶については、昨年のこのシンポジウムでも主題として扱い、「しない、させない、許さない」ということで、ディスカッションを行いました。この場に参加されている皆さんの周辺ではあまり起きていないと思いますが、残念ながら、暴力・暴言の問題はなかなか減っていないのが現状です。先ほども差別のところでも言いましたが、低年齢のところから良い考えを身につけることが大切です。そこには指導者の存在が大きいですし、その指導者が暴力を使うというのは言語道断ですね。JFAとしては暴力問題への対応の一つとして、昨年6月から暴力根絶相談窓口を開設しています。山口さん、経過について、ご報告お願いします。

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山口
2013年4月12日からこの9月1日までの、我々の相談窓口に相談された件数は113件です。そのうち小学生年代のところが50件、中学生年代が20件、高校生年代が7件、大学生・社会人が1件、女子が4件、その他が31件です。直接的な暴力行為がその中の44件、暴言や威嚇行為等々が24件、その他はチームの問題、登録の問題や保護者にまつわる問題や、または指導者と審判との関係、選考の問題など、そういったことの件数が30件でした。通報者の内訳をみると、保護者が45%、そして匿名が44%です。匿名でないと言いにくいという面がやはり多くあります。実際に対応をして、対応が終ったのが14件、まだ継続しているのが44件です。ですからまだまだ、これを100%の解決をしていくのが本当に難しい状況があります。例えば匿名によるものが44%あるということは、情報や証拠の不足等で事実を確認することが非常に難しいということ、それから匿名によることですから、情報の信憑性、第三者からの情報も含めて確認がとりにくい、という事情もあります。また、通報者の保護を徹底する必要があります。通報を受け事実確認中に、通報者を探し出すことが始まることがあります。その結果、報復というか、その子がクラブにいられなくなったりすることも生じます。したがってこういうことをやるときには、通報者の保護を徹底しなければいけないということの中で、なかなか100%解決に持っていくことが難しくなっていることがあります。
ただ、JFAに113件の問い合わせがあったときに、各47都道府県協会にフィードバックをします。そうすると今度47都道府県協会は、当該の委員会でそれを調査する。そういったことによって、暴力、暴言が起こっているんだ、何とかしないといけない、ということで、問題意識が生まれるという効果があります。窓口を設け対応を始めたことの大きな効果の一つは、問題意識を共有してもらうということだと思います。今後さらに通報者の保護を徹底しながら、完全に問題が解決するように、我々も努力しますし、47都道府県FA、各種連盟の方々にも協力してもらいながら、一つ一つ丁寧にやっていかなければならないと思っています。

松崎
ありがとうございます。なかなか難しいですね。
実際に指導現場を持っている羽中田さん、ヨーコさん、どうでしょう? ご自分の選手時代の経験、現在の指導等について、お話をいただければと思います。

羽中田
30年以上前、そういう時代が時代だったのですが、殴られたりした経験はありますね。指導者からではなく先輩からというのがほとんどだったのですが。当時、「殴ってサッカーがうまくなるのか」と、憤りをすごく感じていました。自分が監督になって、サッカーの主役は選手である、プレー=選手である、戦術=選手である、と考えています。監督として、いかに選手の力になれるかが大事ではないかと考えています。その中で、暴力、暴言で一瞬のうちに選手との関係を断ってしまったら、何も選手のことを知ることができません。選手のために何をしたいかと考えたら、まず選手のことを知ることが大事だと思います。そのためにはコミュニケーションが大事で、選手からいろいろ教えてもらっている、自分達が教えるのではない、選手から教えてもらっている、選手達にそういうリスペクトをもってコミュニケーションし続けるということが大事ではないかと思っています。そういう想いで現場に立ちたいという気持ちでやっているつもりです。

松崎
スペインではどうですか?暴力なんかはないですか?

羽中田
昔はやはりあったみたいですね。改革があって、今は無くなっていると聞いています。実際にすべてがそうかはわからないですが。私は見たことはありません。選手と監督がコミュニケーションをとる、というか、すごく言い合っている場があります。俺はこう思う、いや違う、こうなんだ、と。グラウンドの上では選手と監督の激しいコミュニケーションがあります。そういうのをたくさん見てきました。

ゼッターランド
選手だった頃は、大体いつもチームで一番の怒られ役だったので、よく殴られていました。自分の周りでも、殴られて鼓膜が破れたとか、そういう話はたくさん聞きましたし、ひどい現場を目撃したこともあります。そういう中で、後になって怖いなと思うのは、当時はそういうことが、先生に怒られるとか、時には鉄拳制裁が飛んでくるというのが、そういうこともありだと、それが指導の一環であり、厳しさの裏返し、一つの選手を育てようという愛情表現の裏返し、そういうふうに思いこんでいたのではないかと。後になって、今こうやって問題として取り上げられている中でいろいろな人とお話しをして、当時を振り返ってそう感じることがあります。
私自身も殴られた経験がありますので、上のレベルに進めば進むほど、絶対になぐらない指導者の下でプレーしたいという方向を選んで行きました。
私はわからないことがあると質問することが多かったのですが、ごちゃごちゃ言ってないで言われたとおり黙ってやれ、と一喝されたことがありました。理屈をこねすぎても困るのですが、何かディスカッションをする、質問をするということが、先生の考えに反することを考えているから疑問が起こるのだろうというとらえられ方をしていたと思いますね。ごちゃごちゃうるさい、とよく言われました。羽中田さんのお話しの中でもあったのですが、やはり対話をしていく、ディスカッションをする中から、どういうふうにしていったら、例えばその技術一つを習得して先に進むことができるだろうか、そしてチームの勝利に結びつくだろうか、ということを模索していく辛抱強さ、言葉の数と忍耐力が、教える方にはすごく必要なのではないかと思います。私自身はそういう指導者を目指したいという想いでここまで来ています。
時には言いたい一言もあるのですが、まず飲み込みますね。自分が言われた時の気持ちを思い返すと、もしこのことを言ったとして、本当に私が伝えようとしたことをこの選手が理解する妥当な言葉なのだろうかと考えたときに、皆それぞれに理解力が違いますので、その子にあった、そしてそれがチームの結果につながっていくような言葉を毎日探し続けていますね。

松崎
ありがとうございます。指導者は大変ですね。

ゼッターランド
楽しいですが、大変です。

松崎
羽中田さんの言葉にもコミュニケーションというのがありました。なかなか言うことを聞かない子どもたちもたくさんいると思いますが、そこを辛抱強くコミュニケーションをとっていくのだと思います。
山口さん、暴力、暴言に対応するために、ウェルフェアオフィサーを導入していますよね。説明していただけますか。

山口
ウェルフェアオフィサーと言うのは、安心・安全担当者という意味ととらえていただければと思います。昨年から取り組み始めました。真ん中に大会役員、審判のインスペクター等と一緒にいる本部があります。両サイドにAチーム、Bチームがベンチを構えているのですが、二人の指導者の方がゲーム中に発言している、子どもたちへの発言、審判に対する発言、それを聞きながら、子どもたちの様子も見ながら試合を観ます。暴力はほとんどないですが、そこで不適切な言葉を使っていたりすれば、後で気づきを伝えます。よく「信頼関係があるから悪い表現でも子どもと指導者の関係でOKなんだ」と言われることがあります。ただ、第三者から聞いた時、その言葉はいくらなんでも不適切ではないですか、という立場をとります。サッカーを日本の国の文化にするためには、価値を高め守りたい。第三者が聞いたときにそぐわない言葉は使わない方がいいですよね、ということを気づきとしてその指導者に伝えていく。決して取締りということではなく、サッカーの仲間として気づきを伝える役割。その結果、子どもたちに対しての安心・安全を保障することにもなるし、そして何よりも指導者を守ることにもなるのではないかという取り組みです。現在はJFA主催の全国大会にそういう人を配置しています。

松崎
上川さん、どうですか。審判も一緒になって試合をご覧になっているのですよね。もう一点、審判についての暴言についても、言及してください。

上川
審判と技術の協調ということで何年も前からいろいろな取り組みを行っていますが、その一環の一つと考えています。実際に指導者として技術の方と一緒に試合を観ていると、プレーの目的、選手の意図等についていろいろ話を聞かせてもらい、我々もわかりやすくなります。そのタイミングではもちろん審判には伝えられないのですが、試合が終わった後、我々も伝えることができるし、技術の指導者からも、その時の判定についての〇×ということではなく、こういう見方もできるのではないか、というコメントをもらえます。これは我々にとってもサッカーの理解の幅を広げていくことにつながり、ひいては審判の向上につながっていくと思っています。
そしてもう一つ、暴言という話が出ましたが、ウェルフェアオフィサーがいることで、ベンチからの審判に対するプレッシャーが少なくなってきていると思います。そういう声が聞こえてこないということはレフェリーも自信を持って試合をコントロールすることができ、これもとてもいい効果があると思います。特に全日本少年サッカー大会の審判は全員ユース年代、高校生に担当してもらっています。正にレフェリーを始めて1~2年ではありますが、彼らは高い目標、モチベーションを持って審判活動を始めています。吸収力もとても高いものを持っています。
全国大会なので、とても緊張する場ではあるのですが、ただこの全日本少年サッカー大会の試合においてはそういう声がベンチからは出ないということで、大人であってもそうですが、彼らはもっともっと自信を持って試合に臨み、終わった後にいろいろ話を聞かせてもらえると素直に話も聞けるし、また次に生かして行こうという気持ちになっていくものだと思います。もしかしたら各地元ではそういう声がある中で試合をしているのかもしれませんが。そういう意味では、今多くの子が審判活動の世界に入ってきていて、彼らをいかに守りながら育てていくかは、日本のサッカーの将来にとっても大切なことだと思います。引き続き、この取り組みは、全国大会だけではなく各都道府県でも行ってもらえればと思います。
そして、暴言ですね。審判に対してはどうなんだろう、という素直な疑問を持つことがあります。指導者から選手に対して暴言が発せられる、同じような言葉が審判にも発せられることがあります。いろいろな取り組みをして正していかないといけないし、ウェルフェアオフィサー的な存在の方がいればいいのですが、いない時には、そこに対しては審判員が「そういう言葉は使ってはいけないのだ」としっかり示せるような、毅然さとか強さを持って、カードが必要であればカードを出す。そしてその判定あるいは判断に対して、我々がしっかりとサポートしてあげること。こういうことの積み重ねが最終的にはフェアですがすがしいサッカーの試合をつくっていくことにつながるのではないかと思っています。

松崎
ありがとうございます。
綾部先生、全日本少年サッカー大会でウェルフェアオフィサーがどんな感じだったか、大会の運営者としてどうご覧になっていましたか。

綾部
全少の大会の責任者をやらせていただいています。以前に比べますとだいぶ指導者も、指導者講習等で勉強され、子どもたちを伸ばそうという中で、とてもいい言葉かけをいただいています。でもかなり厳しく、第三者として見てこの発言はいかがかなというものもあります。ウェルフェアオフィサーを置くことによって、その監督さん達、指導者達が、とても子どもたちに対する良いアドバイスをしてくれた、というお話しもします。悪いところばかりを探すのではなく、指導者の良いところも見てもらっています。そういう意味で、ウェルフェアオフィサーとの「今日の試合どうでしたか」という会話、これも一つのコミュニケーションだと思います。子どもたちそれから監督さん、レフェリー、役員が一体化され、お互いにリスペクトしながらやるこの大会はとても価値の高いものだと思います。
先ほどからずっとお話しを聞いていて思ったのですが、子どもってすごく素直なんですね。でもその素直な言葉が逆にストレートすぎて、いじめにあたる場合もあります。そこをコントロールするのが大人であって、一番近い監督さん、指導者の皆さんだと思います。一番私がびっくりするのは、試合中に「おまえら、何やってんだ」ですね。これは一番まずい言葉だと思います。サッカーをやっているんです。楽しくサッカーをやっているんです。シュートをうって、はずすと「何やってんだ」と言う。いや、シュートしたんです。それがたまたまはずれたんです。うったことをほめてください。そうすれば何本でもシュートします。そのうち点は必ず入ります。プラスになる言葉をかける。それをコントロールするのがウェルフェアオフィサーのお仕事だと思っています。どうぞ引き続きご指導お願いしたいと思います。ありがとうございます。

松崎
どうもありがとうございます。
ウェルフェアオフィサーは現在は大会でやっているのですが、リスペクト・フェアプレー委員会としては、これを差別への対応にも活用しようと思っています。また、都道府県、あるいはリーグ、連盟そういうところに、もっと進めるのであれば各チームにウェルフェアオフィサーを置いて、直接の現場対応もしていただきつつ、そこの組織での啓発、差別根絶に対する教育、対応のシステムづくり、こういうものを担うオフィサーにしていきたいと思っています。詳細はまだ検討中なので、決まりましたらまたお知らせしたいと思います。
山口さん、本日皆さんに配布されている選手のためのハンドブック、ご紹介いただけますか。

山口
これは、いろいろ啓発活動をしている中で、選手自身が、たとえば相談できるところがあるということを知らないのではないかという指摘があり、子どもたちにそういった情報を知ってもらうような内容になっています。また、サッカー、スポーツを楽しむことは権利であるということ、子どもたちから指導者にお願い、良い指導者というのはどういう指導者なのかということ、自分に合った良いクラブを選ぼうということ、暴力・暴言はいらない、これは自分達の仲間に対してもそういういうことです。子どもたちが互いに仲間を大切にリスペクトすることを考えてもらう、何かあったら相談できるのだと言うことを知ってほしい。子どもたちがこれを見て、いろいろなことを考えるきっかけにしてもらいたいということで作成したハンドブックです。ぜひご活用いただければと思います。

松崎
ありがとうございます。
選手にとって、指導者はすごく大切ですね。コミュニケーションをとって指導をしていただければと思います。指導者のことをコーチって言いますよね。コーチと言うのは、馬車や列車、つまりゴールに向かって、勝利やその人の成長、そこに向けて選手を運んで行く存在だと思います。そういうような指導者が増えてほしいと思います。
最後に差別、暴力根絶について、皆さんから一言ずつお願いします。

山口
啓発や教育が非常に大切だと思います。ただ、もう一つ大事な要素として、私は、指導者を守らなくてはいけないのではないかと思っています。指導者がなぜ暴力を起こすのか、あるいは暴言を吐いてしまうのか、その要因となっている環境を整備しなくてはならないのではないか。例えば一人で50人も60人もの選手を教えることは不可能です。したがって、登録制度を見直して、たとえば20人から30人で一人の指導者がいるとか、または1人の指導者だけではなくその人数を2人で見てあげるとか、そういった整備が必要と考えます。そうしたら指導現場が陥りがちな閉鎖性も避けることができます。例えば私が子どもたちに対して悪い言葉を使っていたときに、相棒が「山さん、あれはよくないのではないですか」といったように、お互いに注意し合う。指導者だけに求めるのではなく、指導者を守る環境も我々が今後施策としてやっていかなくてはならないのではないか。今日はお話しできませんでしたが、そういう観点でも我々はやっていかなければならないなと思っています。

ゼッターランド
本日はありがとうございました。システムのことや役割のこと等、コーチングしていく上で勉強になることがたくさんありました。
今監督という立場で選手達に接していますが、何か一つのものを共に作り上げていく、一緒に作り上げていった喜び、達成感を選手達と分かち合いたい、そのための仲間であって、お互いをリスペクトして日々取り組んで行くということの大切さをあらためて今日感じました。そのことを普段接している選手達にも伝えていきたいと思います。コーチあるいは監督から教わったことが、その時は理解するのが難しくても、選手たちの中に残って、やがてプラスになっていく。少しずつだと思うのですが、どこかからスタートしていかないと、日本の中でのスポーツのコーチングが変わっていかないのではないかと思います。たくさん学びながら、日々実践していきたいと思っています。

羽中田
本日はありがとうございました。とても勉強になりました。
15年くらい前バルセロナにいたのですが、その時スタジアムで、猿の鳴き声をまねた大合唱をよく聞いていました。すごくいやな気持になって、なぜそんなことをするのか、と思っていました。それから徐々にそういうことを無くそうということで、いろいろな場で無くす運動が始まって、徐々に減って来たのかなと思ったのですが、またさらに事件があり…この問題は本当に難しい、根の深いものなんだな、もしかしたら、永遠になくならないものなのかな、というふうにも思えてしまいます。でもやはり選手や監督や指導者や審判、サッカーに関わるすべての人達が安心して楽しくサッカーをやっていくためには、こういったことを皆で語り続けていくしかないのかな、と思いました。たくさんの場所でこういったことをずっと続けていくよう、日本サッカー協会にお願いしたいです。よろしくお願いします。

上川
このシンポジウムに参加できたことを本当にありがたく思います。いろいろな学びを私もこの機会に多く得ることができました。話の中でお互いを知ること、理解すること、コミュニケーションということが出ました。よく、審判は何をやっているかわからない、と言われることがあります。その時に都度チャンスがあれば、レフェリーがどういうトレーニングをしている、どういう体力テストを受けているというようなことを紹介させていただきます。皆さんから、「ただ単に試合に来て笛を吹いているだけではなくて、日頃そういう取り組みがされているんだな、」というような声を聞くことができ、選手が審判への理解を深めることもあります。今後もできるだけ我々サイドからも審判のいろいろな取り組みをいろいろなところで皆さんに紹介することで、理解が深まって、より良い試合がつくられていくのではないかと、今日もいろいろなお話を聞きながら感じました。試合には、両チームの選手がいて、それを公平に安全に裁くレフェリーが必要です。試合は、誰が抜けてもできない。そういう意味で本当に仲間だということを皆さんにも意識していただきたいと思います。また、できれば、いろいろ不満を持つ判定もあるのかもしれませんが、試合がおわったらお互いの労をねぎらう、お互いの健闘をたたえ合う、しっかりと目を見て握手をし、ありがとうございましたと声かけをしていただければ、そのレフェリーは、また次に向けて、自分で分析、反省して、もっとポジティブに向かえるようになると思います。審判サイドからもできるだけ日本のサッカーをよりレベルの高いものに、より世界から認められるものにできるよう、取り組んで行きたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

松崎
ありがとうございました。先ほど大阪でのシンポジウムの話もさせていただきましたが、そこで、差別の根絶はなかなか進まない、法整備はされていてもなかなか難しい、しかし、サッカー、スポーツ界は、自助規制のシステムが構築されているということが話されていました。我々はやっていけると思います。やっていかなくてはいけないと思っています。規則があるからやらない、やってはいけない、ではなくて、リスペクト、大切に思うことを心の中で本当に理解し、そこからフェアプレーができる。先ほど握手の話が出ましたが、握手、すばらしい習慣だと思います。でも握手は、本当に相手のことを想って心からしっかり握らないとそれは握手ではないです。ただの飾りですね。日本人はよく体面を気にし、ブランド価値の話をします。こんなふうに見えるからブランド価値が下がるというような表現をする人がいるのですが、そんなブランドはめっきです。心の底にすばらしい価値があって、そこから発揮されるものが本当のブランドの価値だと思います。心からリスペクトがわかって、フェアプレーに出ていく。それはピッチ上であろうとピッチ外であろうとそうだと思います。そして、子どもたちはとてもピュアですね。指導者の皆さんがコーチとして、選手の技術の良さを引き出すように、本当のフェアプレーというものを引き出していただければと思います。
今日のシンポジウムにご参加いただきましてありがとうございます。ただ、シンポジウムというのは啓発のためだけにあるのではないのです。ここから出発します。行動を起こしていただきたいと思います。さまざまな差別、暴力が二度と起こってはならないと思います。差別や暴力はサッカーにはあってはならないと思います。すべての差別と暴力とサッカーは戦う。差別、暴力のない世界を、サッカーはつくってみせる。冒頭大仁会長に宣言をしていただきました。「差別、暴力のない世界を」というスローガンを我々は持っています。このスローガンをつくるときに、最初、「差別、暴力のない世界へ」や「世界に」という案もありました。でも「世界を」です。我々が世界をつくるのです。我々サッカーの仲間、スポーツの仲間は、差別と暴力のない世界を、自ら行動してつくりたいと思っています。スポーツの価値は、皆で高め、守っていかなくてはいけないと思います。
あらためて、本日多くの皆さんにご来場いただき、どうもありがとうございました。ぜひ皆さん自ら、また仲間と一緒に、行動し、差別、暴力のない世界をつくっていただければと思います。本当にありがとうございました。

【リスペクト・フェアプレー】法務省第35回中学生人権作文コンテストの後援について

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日本サッカー協会は、昨年9月に「JFA リスペクトフェアプレーデイズ 2014 差別、暴力のない世界を!」キャンペーン(9月5日~14日)の一環として、各種大会や各都道府県サッカー協会の皆さまと連携してさまざまな取り組みを実施してきました。この取り組みはキャンペーン後も外部団体の皆さまとの協力を通じて、「差別、暴力のない世界を」つくるべく活動を継続しています。

今回、その一環として日本サッカー協会は法務省が主催する「全国中学生人権作文コンテスト」を後援することとなりました。このコンテストを通じて、多くの中学生に豊かな人権感覚を身につけてもらえればと願っています。

今回は、昨年度に行われた第34回全国中学生人権作文コンテストの受賞作品をご紹介します。全国の中学生約95万人の応募の中から受賞した作品です。2020年に東京オリンピック・パラリンピック開催が決定し、私たちは海外からのゲストや障がいを持つゲストなど、さまざまな方を日本に迎えることとなります。多くのゲストの方が快適に、楽しく滞在できるように、私たちができることをサッカー界、スポーツ界で行っていきたいと思います。

サッカーの活動における暴力根絶に向けて

「JFA リスペクトフェアプレーデイズ2015」を設置

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公益財団法人日本サッカー協会(JFA)は、サッカーやスポーツの現場で顕在化する様々な差別や暴力に断固反対し、差別や暴力のない世界をつくるべく様々な取組みを行なっております。昨年は、「JFAリスペクトフェアプレーデイズ2014 差別、暴力のない世界を!」を設置し、日本全国にメッセージを広く伝えることに努めました。

本年も、FIFAフェアプレーデイズ(2015/8/31~9/8)にあわせ、「JFAリスペクトフェアプレーデイズ2015」を下記の通り設置します。期間中はさまざまな活動を実施し、リスペクト(大切におもうこと)、フェアプレー精神を共有するとともに、差別や暴力に断固反対するメッセージを広く伝えていきます。地域・都道府県サッカー協会、Jリーグや各種連盟とも協力し、各種試合において、キャプテンによる「リスペクト・フェアプレー宣言」やバナーの掲出等を行います。

また9/12(土)にはウェルフェアオフィサー認定研修会を兼ねたシンポジウムを開催します。身近な問題に関する相談を受け、あるいは対象者へ「気付き」を伝えることで問題解決を図るとともに、内容によっては司法機関などへの橋渡し役を担うウェルフェアオフィサーを養成していきます。

期間

2015年9月5日(土)~14日(月)
※FIFA Fair Play Days 2015年8月31日(月)~9月8日(火)

対象

サッカーファミリー ※社会一般に向けての意思表示も考慮する

活動内容

(1)Jリーグ、Fリーグ等様々な試合におけるリスペクト・フェアプレー宣言、バナー掲出

(2)シンポジウム兼ウェルフェアオフィサー認定研修会

1)日時:2015年9月12日(土)9:30~13:30(受付開始 9:00~)
2)会場:日本サッカーミュージアム内ヴァーチャルスタジアム
3)参加者:地域・都道府県サッカー協会/各種連盟関係者から推薦を受けた方
4)内容:挨拶                                                               大仁 邦彌(会長)
               リスペクト・フェアプレーの考え方                    松崎 康弘(常務理事)
               ウェルフェアオフィサーの役割                          松崎 康弘(常務理事)
               都道府県協会・各種連盟の取組み                       富山FA/Jリーグ
               分科会  ・マッチ・ウェルフェアオフィサーについて
                           ・クラブ・ウェルフェアオフィサーについて
                           ・各FA・連盟での研修会運営手順
                           ・相談窓口の現状と取組み 
               クロージング/認定書授与                                  原 博実(専務理事)

(3)関連映像の上映

1)日時:9/5(土)15:50~、9/6(日)10:10~、14:00~、9/12(土)15:00~、9/13(日)15:50~
2)会場:日本サッカーミュージアム内ヴァーチャルスタジアム
3)内容:「みんなの学校」(東風)【1時間46分】
     「FIFA関連映像」(FIFA)【5分】
      その他 調整中
4)備考:映像はどなたでもご覧いただけます。入場は無料で、事前受付は必要ありません。

(4)上映映像紹介

【みんなの学校】
不登校も特別支援学級もない、同じ教室で一緒に学ぶ、普通の公立小学校のみんなが笑顔になる挑戦。経験の浅い先生をベテランの先生たちが見守る。子どもたちのどんな状態も、それぞれの個性だと捉える。その事が、周りの子どもたちはもちろん、地域の一人ひとりが「自分とは違う隣人」が抱える問題を思いやる力を培っていく。日々生まれ変わるように育っていく子どもたちの奇跡の瞬間、ともに歩む教職員や保護者たちの苦悩、戸惑い、喜び・・・。そのすべてを絶妙な近さから、ありのままに映した感動の映画。

【FIFA関連映像】
FIFAによるAnti-Discrimination(反差別)やDiversity(多様性)に関するプロモーションビデオ数
本を上映。JFAアカデミー福島(女子)の選手が出演したショートムービーも。

ウェルフェアオフィサー認定研修会を開催

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公益財団法人日本サッカー協会(JFA)は9月12日、JFAハウスにてウェルフェアオフィサー認定研修会を開催しました。本研修会は、JFAリスペクトフェアプレーデイズ(2015年9月5~14日)の活動の一環として実施されました。JFAは、サッカーの活動現場における差別、暴力等を根絶すべく、様々な活動を実施、推進しており、問題を未然に防ぐための啓発活動や顕在化した問題への対応を、各地域サッカー協会、都道府県サッカー協会、各連盟のみなさんと強く連携し、適切に実施していく必要があります。今回は、各組織の担当者(ウェルフェアオフィサー)が集まり、リスペクト・フェアプレーの考え方、ウェルフェアオフィサーの役割について考え、富山県サッカー協会から事例紹介、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)からコンプライアンスオフィサーの取組み等について説明を受けました。

会長あいさつ

大仁邦彌公益財団法人日本サッカー協会会長
サッカー、スポーツは大変素晴らしいものです。その素晴らしさや力が我々の幸せで、快適な生活やサッカーを楽しむ環境をより高質なものにすることができればと思います。そのためには、リスペクトやフェアプレーの考え方が日常にあり、誰もがその考え方を身につけ、行動できるようになることが大切です。ウェルフェアオフィサーは、サッカー、そして我々の日常生活がリスペクトやフェアプレー溢れるように、様々な啓発活動、問題解決、関係者と調整する人です。日本サッカー協会は、新たにこの制度を作り、これまで以上にサッカーやスポーツの素晴らしさや美しさを高めていきたいと思っています。

参加者コメント

佐藤一朗秋田県サッカー協会副会長
考え方、対応の仕方等、今日の研修会で得たことをさらに所属サッカー協会に帰って再度考えていきたいです。JFAと都道府県サッカー協会との関係性をより良く深める意味で、情報共有が大切であると感じました。

山下由貴四国サッカー協会事務局
ウェルフェアオフィサーと聞くと難しいですが、リスペクト・フェアプレーの精神をもって、気づいたことを改善し予防できるように行動していきたいです。

天野実咲日本女子サッカーリーグ事務局
問題が起きてしまった場合、それはデリケートなケースが多いと思います。それを考えると今回の限られた時間で理解を深めることは個人的には難しいと感じました。しかし、世界のスポーツ、みんなのものであるサッカーというスポーツであるからこそ、役割は大きいと思います。

リスペクトのある風景エピソード募集!~リスペクトアウォーズ2016~

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公益財団法人日本サッカー協会は、毎年秋に行われる「リスペクトフェアプレーデイズ」に合わせ、「リスペクトアウォーズ2016」と題し、リスペクト・フェアプレー精神にあふれるエピソードを募集します。

ピッチ内外を問わず、サッカー現場におけるリスペクト・フェアプレー精神に富んだ取り組み、心地よい言動や立ち居振る舞いなどを皆で共有し、より多くのリスペクト・フェアプレー精神を一緒に広めて行きましょう。

ご応募いただきましたエピソードの中から、特にリスペクト・フェアプレー精神あふれる取り組みと、その取り組みを行った方に対し、9月3日(土)にJFAハウスで行われる「リスペクトシンポジウム」にて表彰する予定です。

自薦他薦は問いません。たくさんのご応募お待ちしております。

リスペクトアウォーズ2016 募集要項はこちら

※内容が変更となる場合があります。予めご了承ください。

リスペクトF.C.JAPANシンポジウム 参加者募集のお知らせ

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公益財団法人日本サッカー協会は、毎年秋に行っている「リスペクトフェアプレーデイズ」に合わせて「リスペクトF.C.JAPANシンポジウム」を開催します。

今年は12歳以下のサッカー環境を取り巻く問題に焦点を当て、参加者と共にリスペクト精神を共有するシンポジウムとなります。

どなたでも参加できるシンポジウム(無料)となっておりますので、皆様奮ってご応募下さい。

尚、交通費・宿泊費は各自でのご負担になります。

リスペクト F.C. JAPAN シンポジウム開催案内詳細はこちら

※内容が変更となる場合があります。予めご了承ください。

 

「JFA リスペクトフェアプレーデイズ2016」を設置

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日本サッカー協会(JFA)は、サッカーやスポーツの現場で顕在化する様々な差別や暴力に断固反対し、差別や暴力のない世界をつくるべく様々な取り組みを行っています。

本年も昨年に引き続き、「JFAリスペクトフェアプレーデイズ2016」を設置します。開催期間は9月2日(金)~11日(日)。この期間中、さまざまな活動を実施し、リスペクト(大切に思うこと)、フェアプレー精神を共有し、また差別や暴力に断固反対するメッセージを広く伝えていきます。地域・都道府県サッカー協会、Jリーグや各種連盟とも協力し、各種試合において、キャプテンによる「リスペクト・フェアプレー宣言」やバナーの掲出等を行います。

また、9月3日(土)にはリスペクトアウォーズ2016の表彰式を兼ねたシンポジウムを開催します。

詳しくは下記の通り。

期間

2016年9月2日(金)~11日(日)

対象

サッカーファミリー

活動内容

①リスペクトシンポジウム

日時:
2016年9月3日(土) 14:00~17:00(受付開始13:30)

会場:
日本サッカーミュージアム内ヴァーチャルスタジアム

テーマ:
U-12年代のサッカー環境を考える

参加者:
登録指導者等(約150名)

プログラム:
第1部基調講演 田嶋幸三(JFA会長)
全日本少年サッカー大会の取り組み
静岡FAの取り組み
リスペクトアウォーズ表彰式

第2部パネルディスカッション

②国内における様々な試合におけるリスペクト・フェアプレー活動

・試合前における両チームキャプテンによるリスペクト・フェアプレー宣言
・試合会場における差別/暴力撲滅バナー掲示
 *Jリーグ、なでしこリーグ、Fリーグ、地域、都道府県リーグ等
・JFA/サッカー関係者による、差別/暴力撲滅宣言
・法務省との人権擁護活動共同事業
・地域/都道府県FA、各種連盟における活動実施
・その他


リスペクトシンポジウム2016を開催

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日本サッカー協会(JFA)は9月3日(土)、JFAリスペクトフェアプレーデイズ(9/2~11)の一環として実施しているリスペクトシンポジウムをJFAハウスで開催しました。

リスペクトフェアプレーデイズ期間中は、リスペクトの啓発を目的にJFAハウスにリスペクトロゴなどを掲示しています。

今回のシンポジウムは、「U-12年代のサッカー環境を考える」をテーマとし、田嶋JFA会長の基調講演、全日本少年サッカー大会の取組み紹介、静岡県サッカー協会の竹山勝自専務理事による基調講演を行いました。

シンポジウムの中盤では、リスペクトアウォーズ2016の表彰式を行い、リスペクト・フェアプレー活動に日頃、尽力されている方々への表彰を行いました。

リスペクトアウォーズ2016 受賞者

大賞:
公益社団法人富山県サッカー協会4種委員会

功労者賞:
春日部スポーツ少年団サッカー部会 新井実顧問

グリーンカード賞:
久里浜FC

またシンポジウムの第2部では、以下の方々をパネリストにお迎えし、「U-12年代のサッカー環境」をテーマにパネルディスカッションを行いました。

・永井宏氏(富山県サッカー協会四種委員長)
・高山清氏(JFA四種大会部会長、府ロクSC)
・嶋岡健治氏(日本小学生バレーボール連盟会長)
・勅使川原郁恵氏(元五輪代表ショートトラック・スピードスケート選手)
・山口隆文氏(JFA指導者養成ダイレクター)

総勢約150名の方々に参加いただき、リスペクト活動について理解を深めました。

パネリスト兼リスペクトアウォーズ大賞受賞者コメント

永井宏氏
富山県サッカー協会関係者の皆さんや4種委員会メンバー・選手と2年間取り組んできたことが評価されたことを素直に嬉しく思います。「富山県サッカー協会リスペクトプロジェクト」は始まったばかりです。継続してこの活動を続けていくことが大事だと思いますので、富山県のサッカーファミリー全体で取り組んでいきたいと思います。

パネリストコメント

勅使川原郁恵氏
シンポジウムに参加し、指導者が子供たちの将来に対して与える影響の大きさを再認識しました。指導者は常に勉強し、スポーツ現場以外の私生活でも子供たちの手本となるように心掛け、また保護者は子供を理解し見守ることが大切だと感じました。

参加者コメント

関繁治氏
リスペクトの取組みの重要性を改めて認識させられた内容でした。特に、指導者や保護者が、選手が関わる全ての人や物に対して「大切に思うこと」にいち早く気付き、身に付けられるよう導くことが重要だと感じました。4種年代の指導に長く携わっているパネラーによるディスカッションでは、分かりやすい言葉で指導することの大切さや、保護者との関わりについて、私自身4種年代の指導者として難しさを感じているので、とても参考になりました。

松村茂樹氏
「気付きを与える」ことは、子どもたちだけでなく、保護者や指導者にとってもとても大事なこと。今日のシンポジウムに参加させていただき、私自身も多くの「気付き」を得ることができました。日本のサッカー、そしてスポーツを本当に真剣に考えている方々の経験に基づくお話は聞き応えがあり、胸に響きました。サッカーだけなく、他のスポーツにも同様に課題があり、日本のスポーツ界をあげて「リスペクト」の考え方を共有し、取り組むべきであるとも感じました。

澤田淳氏
リスペクトF.C. JAPANシンポジウムへの参加は今回が2回目です。毎回、サッカー界、スポーツ界が直面している問題やトピックに触れることができ、意義深さを感じています。サッカーや他のスポーツにおいても、レフェリーとその判定に対するリスペクトはとても大事なことだと感じていますので、シンポジウムでもぜひ論じていただきたいと思います。保護者の(レフェリーに対する)批判が子どもに伝わる負の連鎖も時々見受けられますが、こうしたことにリスペクトが介在する余地はまだまだあると思います。また、障がい者サッカーへの取り組みは本当に素晴らしいと思います。活動が広まれば、社会はもっと良くなるはずです。サッカー、スポーツにはその下地を作っていく可能性が十分にあると信じています。

リスペクトのある風景エピソード募集!~リスペクトアウォーズ2017~

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日本サッカー協会は、毎年秋に行われる「リスペクトフェアプレーデイズ」に合わせ、「リスペクトアウォーズ2017」と題し、リスペクト・フェアプレー精神にあふれるエピソードを募集します。

ピッチ内外を問わず、サッカー現場におけるリスペクト・フェアプレー精神に富んだ取り組み、心地よい言動や立ち居振る舞いなどを共有し、リスペクト・フェアプレー精神をさらに広めていきましょう。

ご応募いただいたエピソードの中から、特にリスペクト・フェアプレー精神にあふれる取り組みと、その取り組みを行った方に対し、9月2日(土)にJFAハウスで行われる「リスペクトシンポジウム」で表彰を行う予定です。

自薦他薦は問いません。たくさんのご応募をお待ちしています。

リスペクトアウォーズ2017 募集要項はこちら

※内容が変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。

リスペクトF.C.JAPANシンポジウム 参加者募集のお知らせ #jfa

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公益財団法人日本サッカー協会は9月2日(土)、日本サッカーミュージアム(東京都文京区)内のヴァーチャルスタジアムにて、「リスペクトF.C.JAPANシンポジウム」を開催します。

「リスペクトF.C.JAPANシンポジウム」は、毎年秋に設けている「リスペクト・フェアプレーデイズ」の期間中に開催されるもので、今年のテーマは「勝利とリスペクト」。参加者と共にリスペクト精神を共有する場となります。

どなたでも参加できるシンポジウム(無料)となっておりますので、皆様奮ってご応募下さい。
尚、交通費・宿泊費は各自でのご負担になります。

リスペクト F.C. JAPAN シンポジウム開催案内詳細はこちら

※内容が変更となる場合があります。予めご了承ください。

「JFA リスペクトフェアプレーデイズ2017」を設置(9/1~10) #jfa

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公益財団法人日本サッカー協会(JFA)は、サッカーやスポーツの現場で顕在化する様々な差別や暴力に断固反対し、差別や暴力のない世界をつくるべく様々な取組みを行っています。

本年も、「JFAリスペクトフェアプレーデイズ2017」を9月1日(金)から10日(日)まで設置します。期間中は、さまざまな活動を通して、リスペクト(大切に思うこと)、フェアプレー精神を共有し、差別や暴力に断固反対するメッセージを広く伝えていきます。地域・都道府県サッカー協会、Jリーグや各種連盟とも協力し、各種試合において、キャプテンによる「リスペクト・フェアプレー宣言」やバナーの掲出等を行うほか、9月2日(土)には日本サッカーミュージアム内でリスペクトF.C.JAPANシンポジウムを開催します。

期間

2017年9月1日(金)~10日(日)

対象

サッカーファミリー

活動内容

(1)Jリーグ、Fリーグ等様々な試合におけるリスペクト・フェアプレー宣言、バナー掲出

(2)リスペクトF.C.JAPANシンポジウム

日時:
2017年9月2日(土)14:00~17:00(受付開始13:00~)

会場:
日本サッカーミュージアム内ヴァーチャルスタジアム

参加者:
地域・都道府県サッカー協会/各種連盟関係者/指導者/一般の方

内容:
・基調講演 公益財団法人日本サッカー協会会長田嶋幸三
・一般社団法人日本障がい者サッカー連盟とのリスペクト共同宣言
・リスペクトアウォーズ表彰式
・パネルディスカッション
 テーマ:
 勝利とリスペクト
 パネリスト:
 池内豊(JFAユース育成サブダイレクター)
 齊藤俊秀(U-17日本代表コーチ)
 高倉麻子(なでしこジャパン(日本女子代表)監督)
 ヨーコ・ゼッターランド(指導者/元バレーボールアメリカ女子代表選手)

リスペクトシンポジウム2017を開催~「勝利とリスペクト」を考える~ #jfa

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公益財団法人日本サッカー協会(JFA)は9月2日(土)、JFAハウスにてリスペクトシンポジウム2017を開催しました。

本シンポジウムは、JFAリスペクトフェアプレーデイズ(2017年9月1日~10日)の活動の一環として実施しているもので、期間中はJFAハウスにリスペクトロゴ等を掲示し、リスペクトの啓発を行っています。

今回のシンポジウムでは、「勝利とリスペクト」をテーマに、まず田嶋JFA会長による基調講演を行い、続いて、日本障がい者サッカー連盟と加盟7団体によるリスペクト共同宣言を行いました。今後大会等の様々な機会で使用していただけるようにバナーが贈呈されました。

日本障がい者サッカー連盟とのリスペクト共同宣言

日本障がい者サッカー連盟加盟7団体
・日本知的障がい者サッカー連盟
・日本アンプティーサッカー連盟
・日本ろう者サッカー協会
・日本ソーシャルフットボール協会
・日本CPサッカー協会
・日本ブラインドサッカー協会
・日本電動車椅子サッカー協会

シンポジウムの中盤ではリスペクトアウォーズ2017の表彰式を行い、日頃からリスペクト・フェアプレー活動に尽力されている方々が表彰されました。

リスペクトアウォーズ2017 受賞者

ウェルフェアオフィサー賞:
一般財団法人全日本大学サッカー連盟

グリーンカード賞:
学校法人本城学園 本城東幼稚園・本城西幼稚園

レフェリー・コミュニティ賞:
一般財団法人静岡県サッカー協会審判委員会

インクルーシブ賞:
バンクル茨城ダイバーシティFC

シンポジウムの第2部では、以下の方々をパネリストにお迎えし、「勝利とリスペクト」をテーマにパネルディスカッションを行いました。

池内豊氏(JFAユース育成サブダイレクター)
齊藤俊秀氏(U-17日本代表コーチ)
高倉麻子氏(なでしこジャパン(日本女子代表)監督) 
ヨーコ・ゼッターランド氏(指導者/元バレーボールアメリカ女子代表選手)

シンポジウムには約150名の方々が参加してくださり、リスペクト活動について理解を深めていただきました。

コメント

パネリスト:ヨーコ・ゼッターランド氏(指導者/元バレーボールアメリカ女子代表選手)
「Respect =思いやり」これは自分の中でとても大切にしている言葉です。スポーツを通じて、もっとたくさんの人に広められたら嬉しいと思います。みんなの幸せにつながる、素敵な言葉だと思うからです。

リスペクトアウォーズ受賞者:萩田勲氏((一財)静岡県サッカー協会審判委員会)
この度は、素晴らしい賞をいただけたことに感謝しています。吸収力の高い少年期にフェアプレーとリスペクトの大切さを伝えることがサッカーを文化にすることに繋がると信じ、静岡FA審判委員会一丸となり今後とも活動していきたいと思います。

仲井健人氏(障がい者サッカー連盟)
リスペクト共同宣言の際に、デフサッカーを代表してリスペクトプレーに関するスピーチを務めさせていただきました。素晴らしい場で、多くのサッカー関係者及び指導者の前でリスペクト宣言したからには、周りからお手本とされるようにピッチ内だけでなくピッチ外でもリスペクト精神を持ってしっかり行動していきたいと思います。また、これを機に、障がい者サッカーの魅力が広く知れ渡ることを願っています。

参加者
上に立つ方々のお話はなかなか聞くことのできないものなので、とてもためになりました。「勝利とリスペクト」という議題は難しいものだと思います。特にプロの選手だと勝利を目指す中で、リスペクト・フェアプレーも多く求められます。リスペクトを持ちながら勝利を掴み取るのは容易ではないと思いますが、どちらかではなくどちらも目指していければなと、改めて考えさせられました。このような講習会がもっと増えていけばいいなと思います。

参加者
私は中学生のサッカー指導に携わっています。指導をする立場としても、今回のシンポジウムはとても興味がありました。素晴らしいパネリストの皆さんからお話を聞けて刺激を受けましたし、このような機会があることを嬉しく感じました。まだまだリスペクト・フェアプレーとは言えないような行いもありますが、皆が意識をしてリスペクト溢れる場を作っていけたらいいなと思いました。

リスペクトのある風景エピソード募集!~リスペクトアウォーズ2018~ #jfa

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公益財団法人日本サッカー協会は、毎年秋に行われます「リスペクトフェアプレーデイズ」に合わせて

「リスペクト アウォーズ2018」と題しまして、広くリスペクト・フェアプレー精神にあふれるエピソードを募集致します。

サッカー現場における、リスペクト・フェアプレー精神あふれるエピソードをご応募頂き、皆様で共有することでより多くのリスペクト・フェアプレー精神を一緒に広めて行きましょう。

尚、ご応募頂きましたエピソードの中から、特にリスペクト・フェアプレー精神あふれる取組を行った方に対して表彰式を9月頃にJFAハウスにて開催する予定です。

自薦他薦は問いませんので、沢山のご応募お待ちしております。

リスペクトアウォーズ2018 募集要項はこちら

※内容が変更となる場合があります。予めご了承ください。

リスペクトF.C.JAPANシンポジウム 参加者募集のお知らせ #jfa

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公益財団法人日本サッカー協会は9月1日(土)14:00より、日本サッカーミュージアム(東京都文京区)内のヴァーチャルスタジアムにて、「リスペクトF.C.JAPANシンポジウム」を開催します。

「リスペクトF.C.JAPANシンポジウム」は、毎年9月に設けている「リスペクト・フェアプレーデイズ」の期間中に開催されるもので、参加者の方々とともにリスペクト精神を共有する場となります。

どなたでも無料で参加いただけますので、皆様奮ってご応募下さい。
尚、交通費・宿泊費は各自でのご負担になります。

リスペクト F.C. JAPAN シンポジウム開催案内詳細はこちら

※内容が変更となる場合があります。予めご了承ください。

 


「JFA リスペクトフェアプレーデイズ2018」を設置(9/1~10) #jfa

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公益財団法人日本サッカー協会は、サッカーやスポーツの現場で顕在化する様々な差別や暴力に断固反対し、差別や暴力のない世界をつくるべく様々な取組みを行っています。

本年も、「JFAリスペクトフェアプレーデイズ2018」を9月1日(土)から10日(月)まで設置します。期間中は、さまざまな活動を通して、リスペクト(大切に思うこと)、フェアプレー精神を共有し、差別や暴力に断固反対するメッセージを広く伝えていきます。地域・都道府県サッカー協会、Jリーグや各種連盟とも協力し、各種試合において、キャプテンによる「リスペクト・フェアプレー宣言」やバナーの掲出等を行うほか、9月1日(土)には日本サッカーミュージアム内でリスペクトF.C.JAPANシンポジウムを開催します。

期間

2018年9月1日(土)~10日(月)

対象

サッカーファミリー

活動内容

(1) Jリーグ、Fリーグ等様々な試合におけるリスペクト・フェアプレー宣言、バナー掲出

(2)リスペクトF.C.JAPANシンポジウム

日時:
2018年9月1日(土)14:00~17:00(受付開始13:30~)

会場:
日本サッカーミュージアム内ヴァーチャルスタジアム

参加者:
地域・都道府県サッカー協会/各種連盟関係者/指導者/一般の方

内容:
・基調講演 渡辺一郎公益財団法人日本ラグビー協会 理事
      西川誠太公益財団法人日本サッカー協会 ナショナルトレセンコーチ
・リスペクトアウォーズ表彰式
・パネルディスカッション
 テーマ:
 「仲間」
 モデレーター:
 渡辺一郎(公益財団法人日本ラグビー協会 理事)
 パネリスト:
 森岡裕策(公益財団法人日本スポーツ協会 常務理事)
 松崎康弘(公益財団法人日本サッカー協会 常務理事)
 三宅宏実(ウエイトリフティング選手)
 星奈津美(元競泳選手)

リスペクトの体現 フェアプレーは日本の誇り 前編 #jfa

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公益財団法人日本サッカー協会は、サッカーやスポーツの現場で顕在化する様々な差別や暴力に断固反対し、差別や暴力のない世界をつくるべく様々な取組みを行っています。

本年も、「JFAリスペクトフェアプレーデイズ2018」を9月1日(土)から10日(月)まで設置し、期間中はさまざまな活動を通して、リスペクト(大切に思うこと)、フェアプレー精神を共有し、差別や暴力に断固反対するメッセージを広く伝えていきます。

今回は2017年9月2日に行われたリスペクトF.C. JAPANシンポジウムの冒頭に登壇し、自らの経験を基に「大切に思うこと」への熱い思いを語った田嶋幸三会長の基調講演の前編をご紹介します。

サッカーの面白さは勝ち負けだけではない

リスペクトF.C.JAPANシンポジウムが継続して開催されていること、多くの方にご来場いただいていることを、日本サッカーの宝のように思っています。
試合に勝つことは重要です。しかし、それ以上に大切なものがあるということを認識しなければなりません。その考えを広めていくことがスポーツの価値を高めることにつながります。これをサッカーのみならず、あらゆるスポーツ、そして社会に浸透させていきたい。ぜひ、皆さんと共有できればと思っています。
JFAとJリーグは2008年にリスペクトプロジェクトを立ち上げました。私たちは「リスペクト大切に思うこと」というスローガンのもとにこのプロジェクトを展開しています。仲間、相手、指導者、審判員、サポーター、運営者、サッカーそのもの、ルールを順守すること、施設や用具を大切にすることなど、全てが対象です。
日本代表が試合に勝てば、ファンや登録者が増えるという話ではありません。本当にサッカーファミリーを増やそうというのなら、「スポーツを楽しむことは素晴らしい」とみんなに認識してもらう必要がある。そうでないと応援してもらえないでしょう。裏を返すと、サッカーの面白さは、勝ち負けだけではないということ。だからこそ、老若男女の支持を集めているのだと思います。

いい行動とは何か理解が進んでいる

2003年、JFAはグリーンカードを導入しました。当時、UEFA(欧州サッカー連盟)の技術委員長だったアンディ・ロクスブルクさんが、フィンランドのサッカー界に浸透しているこの取り組みを紹介してくれたことがきっかけです。日本にレッドカードとイエローカードが広がったのは、1993年にJリーグが誕生したとき。この2枚のカードは警告や罰を与えるツールということで一般に知れ渡りました。今度はポジティブな評価をしようというアイデアのもとにグリーンカードを取り入れました。
一家に一枚、いや数枚はグリーンカードを持ってほしいと願っていたのですが、簡単には浸透しませんでした。ピッチ上でも同じです。U-12年代の大会でグリーンカードを採用し始めたときは、主審もいつ選手を褒めればよいか分からず、なかなか出せなかった。それでも、ここ最近は1試合に10~20枚のグリーンカードが示されるようになりました。「大切に思うこと」の重要性を伝えるのには時間がかかりますが、続けてきてよかったと思っています。
常に褒めて、ポジティブな評価をしてあげる。良い行動とは何なのか、みんなが等しく理解することは素晴らしいことです。相手がけがをしているとき、ラインの外にボールを出してあげることもそうです。サッカーを知らない人が見たら、この行為の意味が分からないかもしれませんが、今ではそういう人も減っています。リスペクトすることの大切さが共有された証しではないでしょうか。
われわれがモデルにしているUEFAには、EURO(欧州サッカー選手権)やUEFAチャンピオンズリーグという大会があります。年間2000億円近くの放映権料が得られる大会です。その大会の広告看板、つまり観客から見て最も目立つところにはスポンサーの広告ではなく、「Respect」の看板が出されています。ヨーロッパの人たちは、スポーツの価値を高めるには何が必要かを理解しているからです。日本サッカー界がUEFA同様の価値観を持つようになれたらと思いますし、そうなるように事業を進めていきます。

※本記事はJFAnews2017年10月情報号(No.402)に掲載されたものです。

公益財団法人日本サッカー協会機関誌『JFAnews』

公益財団法人日本サッカー協会機関誌『JFAnews』日本代表の情報はもちろん、JFAが展開する全ての事業、取り組みのほか、全国各地で開催されているJFA主催大会の記録、全国のチーム情報などが満載されています。指導者、審判員等、サッカーファミリー必見の月刊オフィシャルマガジンです。

2017年10月情報号(No.402)はこちら

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リスペクトの体現 フェアプレーは日本の誇り 後編 #jfa

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公益財団法人日本サッカー協会は、サッカーやスポーツの現場で顕在化する様々な差別や暴力に断固反対し、差別や暴力のない世界をつくるべく様々な取組みを行っています。
本年も、「JFAリスペクトフェアプレーデイズ2018」を9月1日(土)から10日(月)まで設置し、期間中はさまざまな活動を通して、リスペクト(大切に思うこと)、フェアプレー精神を共有し、差別や暴力に断固反対するメッセージを広く伝えていきます。

今回は2017年9月2日に行われたリスペクトF.C. JAPANシンポジウムの冒頭に登壇し、自らの経験を基に「大切に思うこと」への熱い思いを語った田嶋幸三会長の基調講演の後編をご紹介します。

「暴言・暴力の根絶」をお題目にしない

JFAはリスペクトの重要性を広めようとさまざまな活動を推進してきました。しかし、残念なことにいまだに暴言や暴力はなくなっていません。なぜこうしたことが起きるかというと、大人が「暴力根絶」をただのお題目にしているからです。選手に喝を入れるために暴力をふるうという例も聞きます。指導者が暴力をふるうことは最低の行為です。
人間は十人十色で、教えられたことをすぐに理解する子どもと、少し時間が必要な子どもがいます。コーチングの基礎を知っていれば、選手に暴力をふるうなんてことはありえませんが、現実として暴力はある。それを根絶したいのです。暴力は子どもたちの健全な心身の発達にはつながらないということを理解し、指導者にもフェアプレーを徹底してもらいたいと強く思っています。
9月の第1週はFIFA(国際サッカー連盟)がフェアプレーデーとうたっています。私も二人の子どもがスポーツ少年団でサッカーをしていたこともあって、よく試合を見に行きました。ある年の9月のフェアプレー週間のときです。それまで、私はフェアプレーを推奨するように都道府県サッカー協会にバナーを配ったり、FIFAのフェアプレー宣誓文を翻訳して渡していました。すると、多摩川の土手のグラウンドで少年団の役員の方が試合に参加している選手を全員集めてフェアプレー宣言をしてくれたのです。そのとき、われわれJFAがそこまでやっているだろうかと、後ろめたい気持ちになりました。JFAが率先してやり、それを発信していかなければなりません。

審判員も人間ミスは起こり得る

われわれは、指導者や選手に対して指導することができます。しかし、保護者を指導することはできません。保護者はサッカーの現場の最前線にいます。幼稚園児のフェスティバルに始まり、小学生年代の試合、中学・高校の大会などでも非常に熱心です。しかし、保護者が審判員に文句を言っているケースが多い。そこで「めざせ!ベストサポーター」というハンドブックをつくり、各都道府県サッカー協会やトレセンのコーチの協力を通じて保護者に配布してもらいました。
こうした働きかけが受け入れられつつあると思う一方で、リスペクトへの理解がまだ足りないとも感じています。特に目立つのが審判員への不平・不満です。JFAは12歳以下の子どもたちの試合で1人制審判を推奨しています。全日本少年サッカー大会では、今年から全試合でそれを適用することになりました。
指導者や役員の方から1人制審判に対する苦情を受けたこともあります。「みんなが真剣にプレーしているのだから審判員も正確に判定しなければならない。3人制に戻すべきだ」ということでした。そこである年に全国大会の1次ラウンドを1人制、決勝ラウンドから3人制を採用しました。しかし、3人制にしても保護者の文句の数は減りませんでした。
ではなぜ、JFAは1人制審判を推奨しているのか。子どもたちに、笛が鳴るまでプレーを止めない姿勢を身につけてほしいからです。判定に絶対はありません。3人で試合を見ても、5人で見てもミスジャッジはあり得る。それも踏まえた上でサッカーというスポーツが成り立っていることを認識する必要があると思います。

最も大事なのはゲームへのリスペクト

Jリーグがスタートし、ブラジル人の指導者が多かった時代、「マリーシア」という言葉が盛んに言われました。ポルトガル語で「ずる賢い」「老獪」という意味です。しかし、日本人はマリーシアを受け入れることができませんでした。今では、受け入れなくてよかったと思っています。現在、FIFAワールドカップの会場には20数台ものテレビカメラが設置されています。これは選手一人につき一台のカメラが追跡している計算です。「マリーシア」を奨励できる時代ではなくなったということです。
最も大事なのは、ゲームをリスペクトし、フェアに勝利を目指すことです。最後まで、正々堂々と勝ちを追求していくということが最も重要なのです。単にサッカーのうまい選手を輩出するのではなく、人間を育てていくべきだと思っています。社会で正しい判断を下す、ベースとなる価値観を身につけ、仲間と共有していかなければなりません。なおかつ、現代社会には多様な考え方があることも理解しなければならない。選手はもちろん、保護者、指導者、サポーターの皆さんと、リスペクトプロジェクトを伝えていきたいと考えています。
日本サッカーミュージアムの地下2階には数えきれないほどのフェアプレートロフィーがあります。1 9 7 0年代、80年代、日本がアジアで勝てなかったころは、「日本はフェアプレー賞コレクターだ」と他国の人にからかわれたこともあります。でも、それは日本の誇りです。2011年、なでしこジャパン(日本女子代表)がFIFA女子ワールドカップを制して世界女王に輝いたとき、彼女たちは同時にフェアプレー賞を受賞しました。フェアに戦って優勝する。これほど誇らしいことはありません。
これからも大勢の方を巻き込み、リスペクトの輪を広げていきたい。「大切に思うこと」の重要性をご理解いただきたいと思います。

※本記事はJFAnews2017年10月情報号(No.402)に掲載されたものです。

公益財団法人日本サッカー協会機関誌『JFAnews』

公益財団法人日本サッカー協会機関誌『JFAnews』日本代表の情報はもちろん、JFAが展開する全ての事業、取り組みのほか、全国各地で開催されているJFA主催大会の記録、全国のチーム情報などが満載されています。指導者、審判員等、サッカーファミリー必見の月刊オフィシャルマガジンです。

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リスペクトシンポジウム2018を開催~「スポーツと仲間」を考える~ #jfa

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公益財団法人日本サッカー協会(JFA)は9月1日(土)、JFAハウスでリスペクトシンポジウムを開催しました。

本シンポジウムは、JFAリスペクトフェアプレーデイズ(2018年9月1~10日)の活動の一環として実施しているものです。期間中は、JFAハウスにリスペクトロゴ等を掲示し、リスペクトの啓発を行っています。

今回のシンポジウムでは、「スポーツと仲間」をテーマに開催され、初めに日本サッカー協会田嶋会長と、SAMURAI BLUE(日本代表)森保監督から届けられたビデオレターが映し出されました。

第1部では、日本ラグビーフットボール協会理事渡辺一郎氏と、ナショナルレセンコーチ西川誠太氏の講演とともに、リスペクトアウォーズ2018の表彰式を行い、リスペクト・フェアプレー活動に日頃から尽力されている方々の表彰を行いました。

第2部では、「スポーツと仲間」をテーマとしてパネルディスカッションを行い、ウエイトリフティングの三宅宏実選手と、元競泳選手の星奈津美さんにもご登壇いただき、貴重なお話をお伺いしました。

シンポジウムには総勢約100名の方々に参加いただき、リスペクト活動について理解を深めていただきました。

基調講演

・公益財団法人日本ラグビーフットボール協会理事渡辺一郎氏
「ノーサイドの精神 フットボールの歴史とフェアプレイ」
・公益財団法人日本サッカー協会ナショナルトレセンコーチ西川誠太氏
「FIFAワールドカップでのロッカールームの綺麗さや日本国民の礼儀正しさが海外のメディアで報道された事例」

リスペクトアウォーズ2018 受賞者

インクルーシブ賞:
特定非営利活動法人日本ブラインドサッカー協会様
公益財団法人日本ケアフィット共育機構様
「全ての人が試合観戦を楽しめるように、各々のニーズに合わせてサービス・サポートツールを提供」

日本のリスペクト賞:
日本のサッカーファミリー
「ロシアワールドカップでの清掃について」

Football & Music賞:
コンフィアンササッカー・スポーツ少年団様
「リスペクト・フェアプレー精神を大切にしたサッカーフェスティバルをチーム主催で開催」

リスペクト育成賞:
LARGO FOOTBALL CLUB様
「手をつなぎ(輪を作り)挨拶をする習慣を20年以上継続し、リスペクト精神を育てる」

パネルディスカッション「スポーツと仲間」

モデレーター:
渡辺一郎氏(公益財団法人日本ラグビーフットボール協会 理事)

パネリスト:
森岡裕策氏(公益財団法人日本スポーツ協会 常務理事)
三宅宏実氏(ウエイトリフティング選手) 
星奈津美氏(元競泳選手、スポーツコメンテーター)
松崎康弘(公益財団法人日本サッカー協会 常務理事)

コメント

モデレーター:渡辺一郎氏
シンポジウムに参加し、サッカー協会のリスペクトやフェアプレイに対する熱心な取り組みに感心いたしました。この活動を各スポーツ競技団体全体で共有しさらに推進できればスポーツの持つ価値をさらに高められると確信しております。

パネリスト:三宅宏実氏
アスリートとして社会においても、フェアプレー、リスペクトは大切な心構えあり、おもいやりや、一人一人が自覚をすることにより、行動が変わって来ると思います。初心を忘れずに、スポーツの更なる発展、進化を願っています。

参加者
ボリュームのあるお話が聞けてよかったです。中でも、「ノーサイドの精神」のお話をラグビーの第一人者の方から伺えたのはとても貴重でした。今後、もっとワークショップのようなものになればよいのではないかなと思います。

「JFAリスペクトフェアプレーデイズ2018」Jリーグの取り組み #jfa

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Jリーグは、日本サッカー協会が毎年9月に設置している「JFAリスペクト・フェアプレーデイズ2018」の活動として、9月29日(土)~30日(日)に行われた明治安田生命J1・J2・J3各リーグの試合において、各クラブ協力のもと差別・暴力根絶宣言を実施いたしました。

同宣言は2014年から毎年行っており、サッカーやスポーツの現場で顕在化する様々な差別や暴力に反対、撲滅する意思を強く示し、これらの問題発生を未然防止するよう、啓発を行うことを目的とするものです。また、Jリーグ各試合において「差別、リスペクト(大切に思うこと)、フェアプレーの精神を共有し、差別や暴力に断固反対するメッセージを広く伝えていくものでもあります。

各試合会場では、大型スクリーンによるリスペクト・フェアプレーのプロモーション映像の放映や啓発バナーの掲示を行うとともに、キックオフ前の選手整列時に両チームのキャプテンによる宣言を行いました。

対象試合

明治安田生命J1リーグ      第28節9/29北海道コンサドーレ札幌 vs サガン鳥栖 
横浜F・マリノス vs ベガルタ仙台
ガンバ大阪 vs サンフレッチェ広島
ヴィッセル神戸 vs 鹿島アントラーズ
FC東京 vs 清水エスパルス
V・ファーレン長崎 vs 川崎フロンターレ
9/30浦和レッズ vs 柏レイソル
明治安田生命J2リーグ        第35節9/29水戸ホーリーホック vs 大分トリニータ
愛媛FC vs ジェフユナイテッド千葉
アビスパ福岡 vs 大宮アルディージャ
ファジアーノ岡山 vs アルビレックス新潟
9/30モンテディオ山形 vs 松本山雅FC
栃木SC vs 東京ヴェルディ
横浜FC vs レノファ山口FC
ツェーゲン金沢 vs FC岐阜
ロアッソ熊本 vs 京都サンガF.C.
明治安田生命J3リーグ第25節9/29Y.S.C.C.横浜 vs カターレ富山
ギラヴァンツ北九州 vs 藤枝MYFC
鹿児島ユナイテッドFC vs ブラウブリッツ秋田
セレッソ大阪U-23 vs AC長野パルセイロ
 9/30グルージャ盛岡 vs 福島ユナイテッドFC
SC相模原 vs ザスパクサツ群馬
アスルクラロ沼津 vs FC琉球
FC東京U-23 vs ガンバ大阪U-23

※9/30(日)開催予定であった以下の試合は、台風の影響により中止
ジュビロ磐田vs 湘南ベルマーレ
セレッソ大阪 vs 名古屋グランパス
カマタマーレ讃岐 vs FC町田ゼルビア
徳島ヴォルティス vs ヴァンフォーレ甲府

選手による主な宣言

柏木陽介選手(浦和レッズ)
「私たちは、人種、肌の色、性別、言語、宗教、出自、もしくはその他のいかなる理由による差別も認めないことを宣言します。サッカーは、スポーツや社会から差別を撲滅する力を持っています。私たちはサッカーを通じて結ばれた大切な仲間とともに差別と闘うことを誓います。」

富田晋伍選手(ベガルタ仙台)
「すべての人に人権は存在します。人種、性別、宗教、その他のいかなる理由があっても、差別することは認めません。世界中の人々が、平等にサッカーを楽しむことができ、その権利を奪うことは誰にもできません、選手たちは、フェアプレー精神を持って戦います。サポーターの皆さんも、互いを認め合い、リスペクトの精神を持つことで、差別のない明るい未来を共に作っていきましょう。」

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